![]() |
||
| 2億5千年の歴史。天然砥石 | ||
| 人造砥石と比べ、砥いた後の切れ味とその持続性は歴然の差があります。人類が道具を使い始めて以来、物を磨く砥石は常に身近な存在でありました。すでに弥生時代から砥石のような物があり、仏教伝来による木造建築発展により、大工道具と砥石は伴にパートナーとして発展していきました。優れた砥石を産出する土地はそれによって磨かれる刃物が生まれ、高等な道具・工芸品が作られました。宮大工の工芸品などは、優秀な仕上げ砥石によって生まれたと言っても過言ではないでしょう。 採掘の最盛期は明治中期から昭和初期。その後、掘り尽くされ閉山や重労働による職人不足によりどんどん減少していきました。現在、わずかな地域で採掘がおこなわれているのみとなっています。 |
||
| 京都天然(仕上)砥石について | ||
| 京都周辺の産出される仕上砥石は、砥石として必要な諸条件にもっとも優れた逸品です。2億年以上の長い年月による地殻変動の重なりで幸運にも生まれたものです。この地域で採掘が始まったのは鎌倉時代で800年の歴史があり、本間藤左衛門が後鳥羽上皇に天然砥石を献上した事が始まりとされています。長年銘石として産出されてきましたが、現在、ここでも過酷な労働と掘り尽しでの閉山により、産出量は大幅減少、天然砥石は貴重な物となり、大変高価な品となっております。 | ||
| 各砥石の働きについて | ||
| ※砥石は3タイプに分れ、個々の役割があります。 荒砥 初めて使う刃物の刃を研ぎ出す時、欠けた刃を補正する時、錆びが出た時、それを削り取る時などに使われます。 中砥 荒砥で研いだ時にできる条痕を取り除き、刃先を細かく滑らかにします。包丁はこの作業でほぼ度研げています。 仕上砥 中砥でできたわずかな条痕も取り去り、鏡のように滑らかに研ぎ仕上げます。 |
![]() |
|
| サイズ名 | 長さ | 幅 |
| 大判 | 250o以上 | 100o以上 |
| 24型(尺長) | 218o | 78o |
| 30型 | 205o | 75o |
| 40型 | 205o | 75o |
| 60型 | 195o | 70o |
| 80型 | 180o | 63o |
| 100型 | 160o | 58o |
| レーザー型 | 136o | 82o |
天然砥石の販売 『みきかじや村 なめら金物店』では天然砥石の入手が可能になりました。まだ量も種類も少ないですが信頼ある物を販売していきます。各天然砥石エリアごとにページを随時作っていく予定です。 |
|
![]() |
本山(ほんやま) 京都産の砥石(仕上砥)を本山と称するのは本間藤左衛門の子孫が代々に採掘に当たっていた範囲の山を本山と呼びました。しかし、現在は、 京都一帯の山も呼ぶようになったそうです。ここでは昔呼ばれていた範囲の物を紹介します。なにをとってもすばらしい、まさに名門です。 |
![]() |
大平(おおひら) 愛宕山を挟んで本山の反対側にある砥石山です。無難で、使いやすく キメが均等に揃ったものが出る確率が高めで 刀剣用の曇り砥石が産出することでも有名です。 |
![]() |
高島名覚山(たかしまみょうかくさん) 現在、数が多く出回っている石の一つです。天然砥石の産地京都とは離れており滋賀県にあります。いろいろなタイプの石が出る山としても有名です。巣板など硬くキメ細やかな最終仕上用もでます。 |
![]() |
青砥(あおと) 丹波地方で極わずかに採掘されている天然砥石です。大工道具や包丁などの中砥に使われます。粒度が#2000〜3000番クラスで、特に包丁はこれで仕上げをすることが多いです。粒子が砕け易いので力を抜いて研げばかなりの仕上げができます。 |